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はてなダイアリーで書いていた日記のログです。

9月に読んだ本

読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3140ページ
今月は三崎亜記の短編に出会えたのがよかった。ハヤカワ(プランニング)シリーズもっとないのかな。
そしてこのはかどらなさは…そうですね ラグナロクオンラインにはまってるんですね…。夫婦 RO おもしろいです。日常ではなかなかない、両人瀕死から協力プレイで起死回生の大逆転とか爽快です(そんなん日常で頻繁にあったら困る)。

  • となり町戦争となり町戦争
    三崎亜記初読。国文学研究したくなる。すごいスルメの予感。
    読了日:09月01日 著者:三崎 亜記
  • 盗まれた細菌/初めての飛行機 (光文社古典新訳文庫)盗まれた細菌/初めての飛行機 (光文社古典新訳文庫)
    飛行士バカかっこいいしおっかさんかわいいなぁ。すっとぼけた味わいと適度に時代がかった感じをそこはかとなく醸し出すこの訳者の文体はすごいんじゃないだろうか、と思ったら「酒仙」の人か。読もう。
    読了日:09月03日 著者:ハーバート・ジョージ ウェルズ
  • 失われた町 (集英社文庫)失われた町 (集英社文庫)
    3日ほどがんばったがどうも馴染めず。また今度。
    読了日:09月08日 著者:三崎 亜記
  • バスジャックバスジャック
    表題作の書き出しがとにかくすごい。ひっつかまれる。びっくりしてマジ「ぇー」て声出た。奇妙ななりに筋の通った世界にだんだん馴染んできたころにスカッと落としてくる感じのが好きだな。
    読了日:09月11日 著者:三崎 亜記
  • 鼓笛隊の襲来鼓笛隊の襲来
    表題作の書き出しにまたやられる。びっくりしているうちに奇天烈な常識のまかり通る世界に住まわされる。ただ奇抜なことを思いつくだけではない、奇抜さを活かす仕掛けを見抜いてやりたいけど、なかなか驚き目を回すばかりだ。ちょっと思ったのだけど、長編でこういった手法を貫き通すのは体力と技巧を要し、読み手もある程度選んだりするかな。
    読了日:09月11日 著者:三崎 亜記
  • 廃墟建築士廃墟建築士
    表題作は「図書館」だろ!と力説したいが、どう考えてもタイトル的に「廃墟建築士」って横綱だよなぁ。廃墟を建築というインパクトに加え、廃墟建築士試験とか廃墟建築士の建築法違反とか廃墟建築士と土建業界の癒着とかイメージ広がりすぎる。SF・奇想・架空お仕事・恋愛・ミステリ・図書館萌えとさまざまな要素で魅せる「図書館」が好きです。もっと読みたい。「蔵」がラストでとても美しいSFになってはっとした。ところで「動物園」(バスジャック所収)と「図書館」はハヤカワ(プランニング)シリーズとか呼べばよいのだろうか。
    読了日:09月13日 著者:三崎 亜記
  • 1/2の騎士 harujion (講談社ノベルス)1/2の騎士 harujion (講談社ノベルス)
    うーんうーんライトノベルというか漫画的ご都合っぷりとキャラクタ造形でした。装画がサファイア亜麻色の髪の乙女の邂逅に見えてだいぶ違う路線を想像しちゃったのも敗因だなー。それでもあえて多難を予感させつつ甘く力強くさわやかなラストがすごく好きです。
    読了日:09月17日 著者:初野 晴
  • 精霊がいっぱい!〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)精霊がいっぱい!〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)
    明るくコミカル。中学生ぐらいで読みたかったなぁ。
    読了日:09月19日 著者:ハリイ タートルダヴ
  • 精霊がいっぱい!〈下〉 (ハヤカワ文庫FT)精霊がいっぱい!〈下〉 (ハヤカワ文庫FT)
    世界観がほんとにイイ。みんながよく知ってる手垢系ファンタジー要素で絶無のオリジナル世界を構築するとかすごい。しかし合理的疑いがあるとしか思えない件がスルーされまくるあたりなど、ミステリ要素が生きてる感じはしなかった。この文体のコメディなら、連作短編で読めたらうれしかったかも。
    読了日:09月22日 著者:ハリイ タートルダヴ
  • オーディンの鴉オーディンの鴉
    今まさにここにある私たちの足の下の深淵をこれでもかと見せてくれる。心臓が痛くなるほどリアルに怖かった…。
    読了日:09月26日 著者:福田 和代

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8月に読んだ本

読んだ本の数:20冊 読んだページ数:7130ページ
有川浩の図書館シリーズを別冊含めて読了するなど、恋愛ものの多い月でありました。えーとテメレア戦記もある意味恋愛ものだよな…。

  • 阪急電車 阪急電車
    あらまあすてき。こんなすてきな人達の住む今津線沿線は地価とか出生率とか上がってもいいんじゃないでしょうか。あの小豆色に白抜きの繊細なロゴが映えるおっとりと上品な阪急電車にとてもお似合いだと思いました。今津線には乗ったことないのがほんとに残念。
    読了日:08月01日 著者:有川 浩
  • [テメレア戦記] I 気高き王家の翼 [テメレア戦記] I 気高き王家の翼
    堅物軍人の真性英国紳士と小生意気でけなげなドラゴンの魂の交歓。リアルな背景にとんでもないけどいてもよさそうなドラゴンたちが映える。ドラゴンのいる18世紀架空史、軍記もの、堅物ローレンス×萌えドラゴンテメレア、とさまざまに楽しめる。
    読了日:08月06日 著者:ナオミ・ノヴィク
  • テメレア戦記II 翡翠の玉座 テメレア戦記II 翡翠の玉座
    中国は龍権先進国だったのか。おっと後半は驚愕の展開に…!
    読了日:08月06日 著者:ナオミ ノヴィク
  • つばき、時跳び つばき、時跳び
    美しいですねロマンですねぇ。おかあさんとりょじんさんがけっこう好きです。こんなかわいい娘がなんでフリーなんだよ問題をちゃんと解消してあってフェアだと思いました。
    読了日:08月07日 著者:梶尾 真治
  • テメレア戦記III 黒雲の彼方へ テメレア戦記III 黒雲の彼方へ
    負け戦と陰謀と老獪なリエンの悪意が重いし暗雲たれこめ状態がほとんどだし、ちょっとしんどかった…。まだまだ子供なドラゴンたちには荷が重いのでローレンスがんばれ。次巻でスカッとするといいなぁ。でも Empire of Ivory って隠喩なのかな象牙の産出国でいいのかな…。
    読了日:08月09日 著者:ナオミ ノヴィク
  • 紙魚家崩壊 九つの謎 紙魚家崩壊 九つの謎
    北村薫たぶん3冊目。3冊とも私にはハマらなかったけどどれもよい作品だと思う。寓話だったり純文だったり巧いショートホラーだったり、バラエティに飛んでいてパスティーシュ集みたいに感じた。「紙魚家崩壊」ってほんとに人家の崩壊でもあったのか! 書痴同士の結婚は(蔵書家にはなりきれない読書家の視点からの傍目には)ほほえましいが末路こわい。「俺の席」つまされてこわい。
    読了日:08月13日 著者:北村 薫
  • 図書館内乱 図書館内乱
    むずがゆくて最高にニヤニヤしました。そしていつ来るかと思っていた決定的瞬間が早くも! 次巻楽しみだ。あと堂上さんの絵面がロイ・マスタングになって困ってる。
    読了日:08月16日 著者:有川 浩
  • 海の底 海の底
    この荒唐無稽な素材をこう調理してくんのか。すげえ。硬派でリリカル。すげえ。調理といえば、対レガリス兵器に火炎放射器を持ち込みたい。あとレガリス丼は海老天入りですか。
    読了日:08月18日 著者:有川 浩
  • 南の子供が夜いくところ 南の子供が夜いくところ
    連作短編集。舞台が海外の南国ときては、私好みな古代大和国的観念の根幹まで遡れる的なところは期待しにくいにしても、よいホラーファンタジーだと思いました。“隠”の遠い遠い外伝でもあるのだなぁ。
    読了日:08月20日 著者:恒川 光太郎
  • 歩兵型戦闘車両OO(ダブルオー) 歩兵型戦闘車両OO(ダブルオー)
    馬鹿で真面目で熱い。複数の車両が変形合体して巨大ロボになる理由として、これ以上のものは聞いたことがない。ダブルオーの挿絵がないのが粋だぜ。
    読了日:08月22日 著者:坂本 康宏
  • 完全犯罪研究部 (講談社ノベルス) 完全犯罪研究部 (講談社ノベルス)
    ああああ駄目だ痒くて痛くてこっぱずかしい!特に君と君!若いってひどいよなそうだろう!と悶えていたが、これだけやりすぎておいてさわやかめな読後感に持って行くとか…すげえ…。装画はどんなんがいいのかなぁとりあえずこれじゃないんだけど。
    読了日:08月24日 著者:汀 こるもの
  • 天地明察 天地明察
    なんだろう、キャラが立ってる、じゃなくて、人柄が匂う。しばしばなんでもなさそうなところでじわっと瞼の裏が熱くなるのでやばい。深山幽谷の露天温泉につかったみたいに、しみじみよかった。
    読了日:08月25日 著者:冲方 丁
  • 図書館危機 図書館危機
    郁ちゃんのびざかり。きもちいいなぁ。
    読了日:08月25日 著者:有川 浩
  • 図書館革命 図書館革命
    大団円。もう正当に甘すぎてかゆくもなんともないぜ!
    読了日:08月25日 著者:有川 浩
  • 三匹のおっさん 三匹のおっさん
    なんという全年齢向け良書…(上限なし的な意味で)。有川さんがおっさん世代になったときどんなかっこいい人物を描くのか興味が出てきた。須藤さんのじーばー挿絵がどれもいい。特にカバー見返しのビフォーアフターの変わりっぷりと変わらないっぷりが愛しい。あとあの孫息子は絶対じーさんそっくりの風貌に老ける。
    読了日:08月29日 著者:有川 浩
  • 塩の街 塩の街
    カテゴリはSFじゃなくて恋愛で。脳内挿絵は高橋しん
    読了日:08月30日 著者:有川 浩
  • 別冊 図書館戦争〈1〉 別冊 図書館戦争〈1〉
    なにこの萌えりんぐチャンピオンたちの競演…
    読了日:08月30日 著者:有川 浩
  • 別冊 図書館戦争〈2〉 別冊 図書館戦争〈2〉
    別冊も読了。激甘方面もじれったい方面もこれ以上の妄想は無理じゃんすか…。完結じゃんすか…。内緒にしたいんだけどこれらの別冊、ちょこちょこハンカチを使いました。あとけっこう声出して笑いました。ものすごいサービス精神の横溢した作家さんだなと再認識しました。
    読了日:08月30日 著者:有川 浩
  • シンデレラ・ティース シンデレラ・ティース
    かわいいです。サキちゃん簡単に恋に落ちすぎだろ…でも相手が四谷さんじゃ仕方ない。
    読了日:08月30日 著者:坂木 司
  • 鹿男あをによし 鹿男あをによし
    万城目学初読。ドラマも見ればよかったなぁ。先生の奈良・歴史・女学生知らずっぷりが正解だと思った。狐顔と鼠顔は直してもらえたのであろうかなぁ。
    読了日:08月31日 著者:万城目 学

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7月に読んだ本

読んだ本の数:20冊 読んだページ数:5292ページ
今月はヴィンジとハウル糞袋が収穫だったかな。

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6月に読んだ本

読んだ本の数:27冊 読んだページ数:8628ページ
今月はなかなかよい感じにハズレなしでよかったです。特に面白かったのは「遠き神々の炎」「MM9」かな。

  • 禅銃(ゼンガン) (ハヤカワ文庫 SF (579)) 禅銃(ゼンガン) (ハヤカワ文庫 SF (579))
    「カエアンの聖衣」を先に読んでおいた。月と移動都市と植物猿の装丁は旧版だったんだなぁ。やっぱり「小姓」って言われるとなまめかしい美少年と思えてしまい、審美庵とかぶったりもして、なんかもう日本文化健忘症になって読みたい。日本人が騎士の出てくるものを書いたときの西洋文化圏での見え方が気になる。あと審美庵がモバイルOSを起源とする人工知性とか思えてしまうのも健忘したい。
    読了日:06月01日 著者:バリントン・J・ベイリー
  • 蘆屋家の崩壊 (集英社文庫) 蘆屋家の崩壊 (集英社文庫)
    まんべんなくいい怪談集。「水牛群」は異形コレクション「グランドホテル」で既読だったが、今回連作のなかで読んだらすごいスルメだった。
    読了日:06月01日 著者:津原 泰水
  • BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫) BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫)
    どちらかといえば、SFにミステリがのっかってる、と思って読む方がお得かしら。相変わらず舞台構築とその生かし方の巧さが小気味いい。もー謎とかどうでもいい(ひどい)。解説が異世界ミステリ・SFミステリの良い読書案内になってる。
    読了日:06月02日 著者:石持 浅海
  • つくもがみ貸します つくもがみ貸します
    さらりと。しゃばけシリーズより文体がもこもこしてない気がする(もこもこってなんだよ…)。
    読了日:06月03日 著者:畠中 恵
  • ラ・パティスリー (ハルキ文庫) ラ・パティスリー (ハルキ文庫)
    結局はさらりと読めるおやつ小説として読んだ。お仕事+蘊蓄+恋愛+ミステリ。
    読了日:06月03日 著者:上田 早夕里
  • 瞬間移動死体 (講談社文庫) 瞬間移動死体 (講談社文庫)
    西澤保彦初読。キャラクタ造形が面白く「なつこ〜」も読んでみたくなった、とか感心したのはそこかよ。突飛なミステリに馴れすぎですか。
    読了日:06月05日 著者:西澤 保彦
  • アリア系銀河鉄道―三月宇佐見のお茶の会 (講談社ノベルス) アリア系銀河鉄道―三月宇佐見のお茶の会 (講談社ノベルス)
    ロジック、大トリック+進化論、多重人格+探偵が多すぎる、天文+銀河鉄道の夜+いろいろ、など華やぎのある連作短編集。フィクションであることをつきつめようとしているかのようだが、これもまたミステリ。しかししょっぱなから「言語と密室のコンポジション」 はハードランディングというか読者をふるい落としにかかってませんか…。
    読了日:06月06日 著者:柄刀 一
  • なつこ、孤島に囚われ。 (祥伝社文庫) なつこ、孤島に囚われ。 (祥伝社文庫)
    これを読んでから森奈津子初読、というのをやってみたかった! 1冊読んでいるにもかかわらず、作者本人登場小説だと脳が思いたがるので困るやら面白いやら。オマージュというかインスパイアというかこれ二次創作じゃんすか。たっのしそうだなぁ! 「両性具有迷宮」も奈津子さんものらしい。
    読了日:06月06日 著者:西澤 保彦
  • 悪夢の秘薬〈上〉 (扶桑社ミステリー) 悪夢の秘薬〈上〉 (扶桑社ミステリー)
    F.P.ウィルスンは途中で止められんので困る。ビンテージワインが不味く感じる貧乏舌せつない。
    読了日:06月07日 著者:F.ポール ウィルスン
  • 悪夢の秘薬〈下〉 (扶桑社ミステリー) 悪夢の秘薬〈下〉 (扶桑社ミステリー)
    因縁はまだ続くのね。「マンハッタンの戦慄」のあといろいろとばして読んじゃったけど大丈夫だった。なんでかジャックが脳内でジョニー・デップになってる。
    読了日:06月07日 著者:F.ポール ウィルスン
  • MM9 MM9
    心躍る真性エンタメなトンデモが現れないので自分で書いちゃいましたか。怪獣は天災なので気象庁が対応する、という設定からして好きすぎる。登場怪獣はいきなり群体生命、次は見た目は可憐な人型と、助走なしの踏み切りが潔いというか確信犯。怪獣の物理的矛盾を解消する若干ひねり過ぎ気味な力業にぇぇぇーと思いながらも、素敵なラストにつながる必須アイデアだったので押し切られちゃった。ラストは全ての特撮・空想作品のためにちょっと泣き笑い。TVドラマではテレビ業界人がきっちりセルフパロディしてくれるかどうかにも注目だ!
    読了日:06月10日 著者:山本 弘
  • レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫) レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫)
    たまに夫がping打ってきたりする夫婦2.0なのでこの世界の感触は悪くない。後でと言わず今読んだほうがフレッシュだと思うよ。ノンストップで下巻へ。
    読了日:06月13日 著者:ヴァーナー・ヴィンジ
  • レインボーズ・エンド下 (創元SF文庫) レインボーズ・エンド下 (創元SF文庫)
    とりあえず近未来ガジェットとらしい雰囲気を満喫しつつ家族の再生を見守った。(解る範囲の)テクニカルタームとSFネタににやにや。エリート家族と諜報戦士群と昔すごかったおじいちゃんたちの傍らの、わりと冴えない少年フアンがかわいい。
    読了日:06月14日 著者:ヴァーナー・ヴィンジ
  • 先生、カエルが脱皮してその皮を食べています! 先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!
    前作にもあった筆の上滑り傾向が増したような。太字強調連発。小見出しが欲しい。エッセンスは相変わらず面白い。
    読了日:06月16日 著者:小林朋道
  • 昆虫探偵―シロコパκ氏の華麗なる推理 昆虫探偵―シロコパκ氏の華麗なる推理
    なんか懐かしい雰囲気。
    読了日:06月18日 著者:鳥飼 否宇
  • シートン(探偵)動物記 シートン(探偵)動物記
    なるほどシートンがホームズ役ははまるなぁ! 着眼が見事、そして“シートンであること”を大切にしたストーリー運びがシートンファンにも心地よい。大好きなんだね。
    読了日:06月18日 著者:柳 広司
  • 逆境戦隊バツ「×」〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) 逆境戦隊バツ「×」〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
    おっとこれは…お約束系じゃない…!
    読了日:06月19日 著者:坂本 康宏
  • 逆境戦隊バツ「×」〈2〉 (ハヤカワ文庫JA) 逆境戦隊バツ「×」〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)
    大笑いするつもりで手に取ったのに、ほろりときたり燃えたりSFのエッセンスと正しい戦隊愛を感じたり。舞台や人物の背景がしっかり描かれていて、オモシロだけ狙ったものにはない安心感があり、もっとシリアスにもいけるんでないかと。いいエンタメでした。
    読了日:06月19日 著者:坂本 康宏
  • おそろし 三島屋変調百物語事始 おそろし 三島屋変調百物語事始
    各話それぞれずっしりと良い。やっぱり私は田辺聖子級に人間心理をえぐる宮部本が好きであることがわかった。キャラ萌えもファンタジーも(あってもいいけど)期待してない。ラストで異界に突入して謎の存在と対決し不思議な力で解決、2回目。私は最終話読まないほうがよかったかも。
    読了日:06月22日 著者:宮部 みゆき
  • アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF) アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)
    万能かに見えるナノテクをやんわり拒むおかあさんの話から始まるこれらの世界は、ギークじゃない、地に足の着いた人々が懐疑のまなざしで見つめる様々なグレーの階調の未来だった。いかにも心地よさそうな全きつながりを予感させつつ根本から粉砕してくるの何なの…。表題作はアードマン氏に恋したら負ける。
    読了日:06月22日 著者:ナンシー・クレス
  • 仔羊の巣 (創元推理文庫) 仔羊の巣 (創元推理文庫)
    ともだちになりたいな。あとおなかすいた。
    読了日:06月23日 著者:坂木 司
  • 動物園の鳥 (創元推理文庫) 動物園の鳥 (創元推理文庫)
    痛くて優しくて美しかった。ラスボスも倒し堂々の大団円。自分は強くないと感じている人のためのカタルシスと癒しの小説がたまたまミステリだった感じ。あとおなかすいた。
    読了日:06月23日 著者:坂木 司
  • 腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿 腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿
    平凡で普通で地味な公務員が安楽椅子探偵、と思い込んで読み始めたが、面白い方に裏切られた。地味っぷりが普通じゃないとか無個性が絶対的な個性になるとかアリなんだ…。テンポの良い文章で登場人物の楽しいキャラクタとともにきっちりとした謎と解が提供されております。日常の謎かと思ったらけっこうダークな真相が出てくるところも好きだ。…それにしても腕貫の人は狐狸か狢の類じゃないでしょうね…。
    読了日:06月25日 著者:西澤 保彦
  • 腕貫探偵、残業中 腕貫探偵、残業中
    わあ腕貫さんは生身の人間だったんだ! ごはん食べるんだ! しかも食通! というのが最初の衝撃だった。このシリーズには魅力的な女性が何人も出てくるが、中でもユリエねえさんがとてもよいので「雪の中の〜」がいちばん好き。そして腕貫さんはサービス残業しすぎです。地味ダークなのに親切だ。いいなぁ家庭人としての腕貫さんの話も読みたいなぁ。
    読了日:06月25日 著者:西澤 保彦
  • 遠き神々の炎〈下〉 (創元SF文庫) 遠き神々の炎〈下〉 (創元SF文庫)
    設定もストーリーもキャラクタも堪能した。おもしろかった! 鉄爪族の生理と心理とキャラクタがとても素敵だった。ラストはじわじわきたんだけど読み違えてるかなぁ。今後所謂ファンタジーを読むときに、神話的宇宙図を見て無思考深部から超越界に至る宇宙図を思い出す、魔法を超越界のウルトラハイテクノロジーと理解する、蘇りし太古の邪神といえば疫病体だよね常考、などの副作用が出そうな気がする。
    読了日:06月28日 著者:ヴァーナー ヴィンジ
  • 遠き神々の炎〈上〉 (創元SF文庫) 遠き神々の炎〈上〉 (創元SF文庫)
    なんというハードSF奇想スペオペ…! 壮大なところはやたら壮大、奇想っぷりはファンタスティックなほど、異文化萌え・異生物萌え・幼獣萌え、マジメないい女×野卑ないい男、ロマンス+ハラドキももちろん山盛り。なんでもありすぎヴィンジ百貨店。読み始めこそ情報ぎゅう詰め感にたじろいだが、ページを繰る手は全く止まらないどころかむしろ加速。いいぞいいぞ。下巻に続く。
    読了日:06月29日 著者:ヴァーナー ヴィンジ
  • 七回死んだ男 (講談社ノベルス) 七回死んだ男 (講談社ノベルス)
    世にミステリの種は尽きまじ、だなぁ。びっくり設定にかっちりした謎がしっかり絡み、軽妙な文体で楽しく読めるドタバタSFミステリ。若い探偵役の健全かつじじむさい性格設定、慌てている人や噛む人の台詞回し、あまりにもあまりな章題など、細かいところもいちいち好み。筒井感ありますね。
    読了日:06月30日 著者:西澤 保彦

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5月に読んだ本

読んだ本の数:22冊 読んだページ数:7788ページ

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4月に読んだ本

読んだ本の数:12冊 読んだページ数:4160ページ
今月は個人的に難物なのにいくつかひっかかってはかどらなかった。収穫は恒川光太郎を手に取れたこと。世界観と文体・語彙がすばらしすぎる。世界に誇る日本の太郎さん100選とかあったら1票入れる。

3月に読んだ本

読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4730ページ
今月はシンギュラリティ・スカイで自分のストロス好きを確信したんだけど邦訳済みで書籍になってるのはもう全部読んじゃった。っていう…。なお、ストロスさんは4月10・11日に大宮で開催されるSFコンベンション「はるこん」のために来日するそうです*1。あーもっと邦訳されないかなぁ。

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