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はてなダイアリーで書いていた日記のログをインポートしました。ごく稀になんか書く。

「報告」についてぼんやりとした極私的雑感と辞書からの引用(こっちが本旨)

「角川類語新辞典」(isbn:404011700X)にあたってみたので、参考までに342項「進言」から引用。

【報告】
任務を行った結果を述べること。

(注)「申告」は一定の事柄を明らかにして申し出るという積極的な意志が加わっており、「報告」は法令あるいは契約による義務によって行う。「届出」は過去の一定の事項を知らせるにすぎないもので、過去の事実を系統立てて知らせる「報告」とは異なる。

なお、「報告」はもう1項、750項「報道」のa項「通知-知らせること。その知らせ」にも載っていて、そちらでは単に 知らせること となっている*1。周囲の類語といっしょに参照せねば意味がないですが。
ついでに「角川必携国語辞典」(isbn:4040132009)も引いとこう。

【報告】
調べたことや命じられた仕事の、ようすや結果を知らせること。また、その知らせ。レポート。

「報告」は上司や顧客に対してするもんのような気がする。上司や顧客に情報提供を依頼するなら「お知らせください」「ご連絡ください」「お申し付けください」て言うなあ。所謂「仕事のホウ・レン・ソウ」(報告・連絡・相談)を思い出してみる。「報告」は上司に事柄・経緯を整理して知らせるもの、「連絡」は同僚や関連部署に伝えるもののように感じられる。そして報告は自分でしなきゃならない義務だと思うが、連絡は人づてというかネットワークを介して伝わればラクチンでいいじゃんと思う。そういや連絡網はあっても報告網なんてものはない。関係ないかもだけど。
むー、見事にまとまりませんでした :p) ←国文科出身

*1:「進言」と「通知-知らせること。その知らせ」の両項に記載がある時点で両義的ではあるけれど、待遇表現としては「下から上へ」または「フラット」と感じる。それで私としては、上司に報告するのは当然だけど、同僚に報告を求めるのはいかにも偉そうで抵抗があり、顧客に報告を求めるのは失礼千万な気がするようだ。