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はてなダイアリーで書いていた日記のログをインポートしました。ごく稀になんか書く。

豊羽鉱山ドライブ

雪が降る前、紅葉が終わる前にと、ジュンたその運転でドライブに行ってきた。行き先は豊羽鉱山札幌市南区定山渓)。平地は落葉松や白樺の紅葉が鮮やかだったが、山間部の落葉樹はすっかり葉を落として初冬の風情。鉱山に向かう道道95号線沿いでは、地下から熱水が噴出しているらしく、車中まで硫黄臭が漂ってくる所もある。デートなどの際には、お互い相手のすかしっ屁を疑って無口になるかもしれん。まあ私も「ジュンたそ…なんか臭わない?」とか上目遣いでゆうたりしたのだが。
道道95号線の尽きるあたりで、山中に突然集落が現れた。かつて豊羽鉱山は多数の従業員を抱え、周辺には団地や学校、スキー場、山荘などがあったらしい。しかし鉱山は鉱量枯渇のため来年春に操業を休止する予定で、今は集落の大部分が廃墟となっている。駐車場には従業員のものらしい車や通勤用バスがあったが、スキー場には錆が浮いて動きそうにないリフトの支柱が並び、山荘の窓は板で封鎖され、ガレージの三輪車はひっくりかえったままで、そちこちから水蒸気の上がる鉱山の施設には人っ子一人見えないのだった。
そして帰りの車中も一瞬臭かった。