小樽雪道冬景色

札幌でも今日雪が降るかそれとも明日か、という案配になってきた。雪が積もる前に、おたる水族館と小樽スイーツを楽しむドライブに出ようじゃないかということになった。
しかし札幌市内で野暮用にひっかかり、験直しに「いっぴん」の旨い豚丼でお昼を済ませたりして小樽に向かいつつ、そういえばおたる水族館って何時までやってるのだろうかと観光案内を確認したら、11月は15時半までであった。現時刻14時半、おたる水族館まで約50分。しえー着く頃にはほぼ終わっとる!!　おまけに小樽に近づくにつれて粉雪がちらつき始め、そのうちえらい大粒の雪がごんごん降りだした。よしっ、小樽スイーツ別腹の旅に変更だ！
かねて行きたいと思っていた小樽のドーナツ屋さんは本日定休につき、地元の老舗あまとうへ。駐車場があるというのでカーナビに導かれるままに近くまで行ったら、どう見てもアーケード商店街内の店で、これほんとに駐車場あるのかいなと思ったら、店舗の裏手横にすごくがんばって駐車スペースを確保してあった。いろんなところに「あまとう」と書いてある。別の建物の1階にも「↓ここにも駐められます」とか書いてある。車を駐めて「この道通り抜けられます」的な看板に従って幅50cmぐらいの小路を抜けると店舗横に出た。

昔懐かしい感じの内装の2階喫茶部門で、お目当てのクリームぜんざいをいただく。求肥と十勝小豆の粒あんにアイスクリーム、さらにいちごが乗ったやつと、秋限定の柿と栗と飾りチョコレートも乗ってるやつ。うまーい。普段スイーツを食べないジュンたそにも見事に別腹であった。2歳児も「うまい！」と連呼しながら食べた。ダイエット中とか気にしないよ！
このまま帰るのも面白いけどもったいないので、ループ橋の浅里大橋を通りつつ山道を定山渓に抜ける。道はぱふぱふの新雪に埋もれ、先行車に近づくと雪煙で前が見えなくなりたいへんおそろしい。高架ループ橋からの眺望は雪の帳に覆われていたが、新しい雪に化粧された山の景色はなかなか美しかった。ちょっとした峠を越えたら雪が歴然と減り、なるほどここが日本海側気候の終わるところかと感心した。
定山渓では定山渓　第一ホテル　翠山亭の日帰り温泉を利用。駐車場の係の人が「ブラックアイスバーンですから！」と連呼して注意を促してくれるが、ようわかっとらん2歳児は車を降りるなり駆けだして滑って泣いた。今回はとうちゃんが2歳児係になってくれて、私は久々にのんびりと入浴。露天風呂に行ってみると、かすかに2歳児のはしゃぐ声が聞こえてきて、あっちもあっちで楽しんでいるようで安心した。入浴後に落ち合うと、2歳児のほっぺが超ウルトラつるっつるになっていて笑った。
というわけで、札幌で豚丼1杯、小樽でスイーツ1点を食べ、定山渓で日帰り温泉とかいう、札幌市民でなければなかなかできない無駄にぜいたくなドライブとなったのであった。