8月に読んだ本
今月特に面白く読んだ本は「戦闘妖精・雪風 」シリーズ、「空の中」、「アイの物語」です。
読んだ本の数:28冊 読んだページ数:11240ページ
- 東亰異聞 (新潮文庫)
トウケイとかいうほど異界でもないよなぁもっと小野ファンタジーを!と思いながら読み進めたら、最後の最後でこれは異世界のなりたちの物語でもあることがわかって仰天。次点で人形遣いと人形の秘密に仰天。そしてこんな陰惨な仕掛けで浮上してきた異界が、暗闇が濃いからこそなのか澄明さも持ち合わせていそうに予感されて救われる。
読了日:08月01日 著者:小野 不由美 - 戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)
テーマ性の魅力故に読みたくてしょうがない神林SF、何作か続けて読みこなせいことが続いて半ば諦めていたけれど、雪風でようやっとスカッと読了できてうれしい。戦闘シーンの膨大な情報量を処理しきれないけれど、とりあえずイキオイで読んでかっちょよさを感じられればOKですか? 雪風はほんとに綺麗でぞくぞくする。“意識ある機械の反乱”には食傷気味だが、そもそも眼中にないっていうのはやけにリアルだった。
読了日:08月02日 著者:神林 長平 - グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
様々な変化を丁寧に描いている感。雪風がしゃべってびびったが、この意思疎通の方法はなるべくしてなった感じでいい。人とは異質なものとして描かれてきたはずの存在が、突然普通にぺらぺらしゃべるのって興ざめなの。
読了日:08月03日 著者:神林 長平 - 老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))
表題作のヴォールたちいいなぁ!(異星知的生命モノが好きすぎる) 「漂った男」は、海洋惑星での(心理的疲弊以外に)危険のない恒久的遭難というびっくり舞台にまずやられた。
読了日:08月04日 著者:小川 一水 - 時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)
歴史改変SF恋愛エンタメ邪馬台ファンタジーそのほかいろいろ小説。大長編を奇跡的良圧縮で2時間映画にまとめちゃったかのような疾走感がすごい。短編だと思って読んでもいいと思う。今3歳の子供にもいつか勧めたい。
読了日:08月05日 著者:小川 一水 - タイムマシンのつくり方 (集英社文庫)
広瀬正初読。筒井康隆による解説は先に読んじゃってもいいんじゃないだろうか。作品と作家の理解にとても役立つ。SFショートショートとなるとどうしても星新一と比べちゃうんだけど、登場人物ののんびり・とぼけ加減が特色だなと思った。よい意味で時代を感じた。小中学生の頃に読みたかったなぁ。
読了日:08月06日 著者:広瀬 正 - 幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))
振り仰いでいたオーバーロードにも振り仰ぐべき者があり、待たれていた大飛躍を遂げた我らが子孫の輝かしさはまるで理解不能…大スケールのぐんにょり感でしばし茫然とした。
読了日:08月06日 著者:アーサー・C・クラーク - ツィス (集英社文庫)
どうしても懐かしさは否めない。だいぶ読み進むまでシミュレーション小説と気づかず、いろいろ勘ぐり過ぎた。まっすぐ読めばラストのひとひねりを楽しめたんだね。中学ぐらいで眉村卓や小松左京や佐野洋あたりとあわせて読めたらベストだったかも。
読了日:08月07日 著者:広瀬 正 - 海底牧場 (ハヤカワ文庫SF)
なんだろうこのどっしりした安定感。人生の普遍的な物語でもあるからなのかしら。
読了日:08月08日 著者:アーサー・C. クラーク - 都市と星 (ハヤカワ文庫 SF 271)
古びない、そしてかすかなロマンティックさがある。
読了日:08月09日 著者:アーサー C.クラーク - 天の向こう側 (ハヤカワ文庫SF)
有名な生身で宇宙遊泳するやつは表題作の中の掌編「大きく息を吸って」。宇宙時代ものは細部の描写が生活感を醸し出してやけに現実味がある。どうやら四半世紀ぐらい昔に読んだ気がしてきたが、その時点で既に四半世紀の時を経た作品だったのだなぁ。
読了日:08月09日 著者:アーサー・C. クラーク - ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)
異世界を構築するきらびやかな言葉たちにめまいがしそう。それだけでも楽しいのに、魔法異世界の豪腕美少女剣士なんていう定型的素材が、ウブカタの手にかかるとこんなに理も知もがつんと詰まっちゃうのが憎い。これが初期作品なのか…!
読了日:08月10日 著者:冲方 丁 - ばいばい、アース 2 懐疑者と鍵 (角川文庫 (う20-2))
読了日:08月10日 著者:冲方 丁 - ばいばい、アース〈3〉爪先立ちて望みしは (角川文庫)
読了日:08月11日 著者:冲方 丁 - ばいばい、アース〈4〉今ここに在る者 (角川文庫)
展開の先読みを誘うくせに、凡庸な予想のほとんどが思わぬ方向から裏切られて痛快。砕けたというより砕かれた文章、意表を突く飛躍をする登場人物の心理、ともすれば手の内から逃れそうになる筋書きは、読み終えてみればウブカタが引き寄せ翻訳してくれた真に異界の物語であったという感想に落着した。まだその爪の冴えを完全に顕してはいないにしろ、これだけの長大な作品を高密度でまとめ上げた腕力はとてつもない。
読了日:08月11日 著者:冲方 丁 - ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))
太陽系外に至り調査するために必要な技術と物資、異星の異様な物理・自然環境、そこにあり得る知的生命、起こり得る事態…構想から細部までを確かな知識が支え、科学者による宇宙時代の夢を見てきたように語る。いつものフォワード先生だ。ただ、コンピュータによる異星生命言語の翻訳ぶりがなめらかすぎるのが雰囲気を削いでいると思う。ジル高性能すぎ。異星生命が理知的な資質の割に子供みたいに遊び好きで移り気で噴いた。いろんなガジェットが楽しい。あと私の知る限りで最大のおっぱいが登場する。
読了日:08月12日 著者:ロバート・L・フォワード - 星の、バベル (上) (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)
読了日:08月13日 著者:新城 カズマ - 星の、バベル〈下〉 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)
謎を追う者が想像をぶつけ謎を知る者が解説するスタイルってなんだろう、実は探偵物なのかな。アスタリスクは美しかった。
読了日:08月13日 著者:新城 カズマ - スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))
読了日:08月15日 著者:デイヴィッド・ブリン - 空の中 (角川文庫)
有川浩初読。話作りが抜群に巧い作家であることを今頃知った。キャラクター作りも見せ場作りも台詞回しも巧いし、文章は平明で隙がないし、久しぶりに何のひっかかりも感じずに読書に没入できた。ディックとフェイクの操るそれぞれの言葉がやたらにリアルで、言語好きとしては実によかった。幼獣に関わることの責任と覚悟、青春は青いもんだぜ、じいちゃんの含蓄すげー、こういう大人ってかっこいいよな、あたりのテーマにおいて、子供に読ませたい本リストに加えます。
読了日:08月15日 著者:有川 浩 - 王の眠る丘
ハードカバー版の表紙は安彦良和。明らかにそのせいなんだけども、途中まで鋼馬章伝というか安彦漫画が脳裏に浮かんでしょうがなかった。まっすぐな主人公が波瀾万丈の冒険をする埃くさい騎馬ファンタジー、という共通点はある。ラスボス邂逅でいきなり牧野節が炸裂して我に返った。あの禍々しさはもっとちりばめてあってもいいと思うけど、終章で噴出するからこそ王道ファンタジーとしてどなたにもお勧めできるし、ラストでびっくりしてもらえますね!
読了日:08月16日 著者:牧野 修 - あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)
極めてソリッドでストイックな作品であるという感触は得つつも、またもひっかかるばかりでなじめず口惜しい。私の小説の読み方は享楽的に過ぎるのだろうか。むしろ雪風なら抵抗がなかった理由を分析したい。3部作を全部読む覚悟ではある。
読了日:08月18日 著者:神林 長平 - 帝王の殻 (ハヤカワ文庫JA)
自分にとって読みにくい理由を考えつつ読んでいる。(1)私ならショートショートや短編で用いたい書き方だと感じる (2)凝縮されたスタイルなのに早読みしすぎ(いつもよりはゆっくりしているつもり)、読み落としたり誰の台詞なのか見失ったり でも「膚の下」も読むよがんばるよ! 読むべき作品だと思っているから!
読了日:08月20日 著者:神林 長平 - ROCK AND READ 026
[購入本] Versailles の Jasmine You ロングインタビュー。普段も美人さんやねん…おもしろまじめやねん…泣きそう。
読了日:08月22日 著者: - 膚(はだえ)の下
3部作の中で最も読みやすかった。500頁ほど読んだところで登場人物の顔が思い浮かび始め、ようやく一気に読み下せた。って超後半じゃん! 人物の口調や考え方や語彙に個性が読み取れて行動原理を理解できると、私にとっては読みやすいらしい。また結局は成長と人生の物語が好きみたい。機械人と人との交流で内面を豊かにしてゆく慧慈、個性を獲得していくインテジャー4人組など意識の変容の描写がすばらしく、母のように見守ってしまった。ともあれ贅肉も糖衣もない大作でありました。
読了日:08月23日 著者:神林 長平 - きつねのはなし
森見登美彦初読。京都の蒸されるような夏や刺すような冬、小路のいきどまりがいきなり苔むす竹林になっていて注連縄がひんやりと湿った風に揺れている様子などを思い出しながら読んだ。不思議がらせよう怖がらせようというのではなく、結末もそれぞれのつながりも確かにはつかめない存在がひとつまたひとつと現れる印象。表題作がいちばん好みだった。
読了日:08月27日 著者:森見 登美彦 - アイの物語
AI とアイビスと愛と i の物語、かな。小説内小説が理知にも情緒にも訴える上質の短編で、しかもそれぞれに直接的なつながりはないのに長編の流れを助けており、奇跡的な所行だと思う。のっけから小説内小説内小説が繰り出されてにやり。TAI たちの操る語彙がなんとなくわかりそうで実はわからない感じが絶妙でいい。ヒトとロボット(AI)の関係は古今さまざまに描かれているが、この案は少しほろ苦く実に澄明で美しく、今のところ一番のお気に入り。肯定できなくても理解を、理解できなくても許容を、は私の願いの一つでもあるから。
読了日:08月28日 著者:山本 弘 - ネル (想像力の文学)
少年語り部の語り口と超脱線っぷりがおもしろい。もう少しボリュームがコンパクトで入れ子構造が浅いと子供に読ませたくなりそう。「果てしない物語」をちゃんと読んでおかねば、と思い出した。
読了日:08月31日 著者:遠藤徹
Powerd by 読書メーター
はてなブロガーの本まとめて欲しい!
ジャンルでA・Bの2セットどちらかというのも素敵だなぁ。A賞下さったらこことかあっち【何処】とかで速やかにレビューを書きますよ! 11冊だから2週間あれば書くよ!! 汀こるものちゃんの本もあればいいのにな!
7月に読んだ本
読んだ本の数:36冊 読んだページ数:13136ページ
- ゲイルズバーグの春を愛す ハヤカワ文庫 FT 26
粒ぞろい! 大人のファンタジーとしてはもちろん、良質の短編集としておすすめ。 読了日:07月01日 著者:ジャック・フィニイ - 発狂した宇宙 (ハヤカワ文庫 SF (222)) 読了日:07月01日 著者:フレドリック・ブラウン
- 海を見る人 (ハヤカワ文庫 JA)
[再読予定] シンプルなストーリーなのに、がりがりにハードな物理SF志向とイメージ豊かな造語で彩られる異世界の設定に目がくらんだ。「時計の中のレンズ」「海を見る人」の世界が特に気に入った。全体の構成も凝っている。 読了日:07月05日 著者:小林 泰三 - スノウ・クラッシュ
これぞサイバーパンクといった雰囲気。宗教とドラッグとウイルスと言語とコードがからみあう。登場人物が魅力的で、画にしたらかっこよさそうな見せ場も多い。アニメで見たくなる。ちなみに私の脳内Y.T.はFFのリュックに似ている。腐女子の皆さんはヒロ×レイヴンにはまだ注目してませんか? 読了日:07月06日 著者:ニール スティーブンスン - 楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワ文庫 JA マ 5-5 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
[他作品も読む] 異形コレクションで既読だった「ドギィ・ダディ」にまたしてもやられた。神の子の生誕にまつわる凄まじい物語。異世界の住人が語る「踊るバビロン」は、この形式なら脚注に必然性があり効果的。造語好きにはたまらない。世界観と造語と異世界住民の思考だけでも満腹できるのにおそろしいオチまでついていた。「バロック あるいはシアワセの国」も形式がいい効果を上げていると思った。本当に多芸な作家だと思う。 読了日:07月06日 著者:牧野 修 - 独白するユニバーサル横メルカトル
異形コレクション14で既読の「Ωの聖餐」にまたやられる。印象がものすごく強い。「すまじき熱帯」にちょっぴり筒井感。「独白するユニバーサル横メルカトル」のタイトルは横綱級。メルカトル氏の語り口とその仕業の乖離もコワイ。「オペラントの肖像」にしろ「卵男」にしろ、全体にオチが読めても全く問題なく楽しめるあたり、これはミステリなのかなぁと思う。それにしても痛い描写に対する想像力を極力麻痺させて読まなかったらだいぶやられたと思われる。 読了日:07月07日 著者:平山 夢明 - 狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇 [異色作家短篇集] (異色作家短篇集 18 アンソロジー アメリカ編)
未邦訳の作品を紹介するという高い志をもって編まれたことと、R.A.ラファティ、トーマス・M.ディッシュ、アヴラム・デイヴィッドスンのエステルハージィものが収録されていることは本当に喜ばしい。収録作品がそれぞれの作家の特質をよく知ることができるものでも有数の傑作でもないことがある点は踏まえて読みたい。 読了日:07月08日 著者:フリッツ・ライバー,ジャック・リッチー,アヴラム・デイヴィッドスン・他 - 超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会
人が自身を補強し改変する技術が現にどこまで来ているのかを確認するために読んだ。これ、近未来じゃなくて過去のことなんや… 読了日:07月09日 著者:ラメズ・ナム - グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
心に痛い描写も多々あるのになんなんだこの清新さは。稠密かつ明晰な文章もすばらしい。そして次巻を手配。 読了日:07月09日 著者:飛 浩隆 - Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
わからない、だがそれがいい 読了日:07月09日 著者:円城 塔 - ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
相変わらずアイデアも文章も構成も濃くて緻密で美しくて満腹した! 驚愕の展開に口が開きっぱなしになった回数は、前作よりさらに多い。 読了日:07月10日 著者:飛 浩隆 - 象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
[いつか買う] 面白くて面白くてものすごい勢いで読んでしまった。「デュオ」はミステリでもありサイコホラーでもあるし、「呪界のほとり」は大河シリーズに発展する予感でにやにやするし、「夜と泥の」は五感をびんびん刺激してくるし、「象られた力」は超好みなテーマ。つまりは全部好き。 読了日:07月11日 著者:飛 浩隆 - 太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)
ある、これはあり得る、と唸りながら読んだ。公人・白石亜紀のジェンダーを感じさせない描き方が爽やかだった。交流不能なまでに異質な外星人の登場に待ってました!と思っていたのがはぐらかされなければ、最後の最後まで唸りっぱなしだったと思う。SF というより if ものに近いわくわく感だったかも。 読了日:07月11日 著者:野尻 抱介 - 沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)
良質なエッセイか実録のように読んだ。細部に宿る現実味、安易なドラマに流れないところ、自然体の登場人物たちがそう感じさせるのか。「大風呂敷と蜘蛛の糸」がたいへん面白かった私は、もしかしてラノベ未体験でも「ロケットガール」を読んでみたほうがいいかしら。 読了日:07月12日 著者:野尻 抱介 - 竜の卵 (ハヤカワ文庫 SF 468)
地球と根本的に異なる物理環境を持つ異星、そこに生きる想像を絶する知的生命体の生活や進歩などが活写され、それはもうなんというか思いがけない方角からとても魅力的な何かが降ってきた感じ。チーラかわいいです。ふつふつと幸せな気分になる結末を迎えてうれしい。巻末資料があることを知らなかったので、まだ残りがあると思いながらページを繰ったらラストだったのだけが罠だった。<追記>チーラに再会するために「スタークエイク」も読むよ! 読了日:07月13日 著者:ロバート L.フォワード - 傀儡后 (ハヤカワJA)
特に前半に感じたコミックっぽさにハヤカワ文庫版の装丁はぴったりかも。部分部分には魅力を感じつつ通読しにくかった。盛りだくさんな設定やパロディも消化しきれなかった感じ。脳裏に浮かんだ桂男のビジュアルがなぜかルルーシュまんまで困った。尋問器が家具人間の一種っぽくて、またあの喋りを読めて楽しかった。あとタロウちゃんかわいいです。 読了日:07月14日 著者:牧野 修 - キリンヤガ (ハヤカワ文庫SF)
含蓄深い。むしろ文化と伝統とユートピアの普遍的な物語として広く読まれて欲しい。ンデミのその後を想像している。 読了日:07月15日 著者:マイク レズニック - 夢の樹が接げたなら (ハヤカワ文庫JA)
「スパイス」を途中でもしかして実はいい人の無私の企み?と予想したせいでものすごい落差の奈落に突き落とされた。「ズーク」は少年の片言めいた話しぶりががかわいいが、言語=世界の崩壊に立ち会いつつある彼は恢復できるのだろうか、弟の柔軟な適応が年少ゆえだとしたら、と思うとこわい。「無限のコイン」はこの子無限を発生させるいたずらっ子かしらと思ったらそんなかわいいもんじゃなかった。突然こわくなるのってほんとにこわい。 読了日:07月15日 著者:森岡 浩之 - スタークエイク (ハヤカワ文庫 SF (713))
前作にあまり出てこないなと思っていたチーラの生活(ペット、園芸、服飾、住居、格差など)がいろいろわかって楽しかった。荒唐無稽に見えても(たぶん)裏付けのある空想技術や未確認理論などを一流の科学者兼SF作家による小説として(すんなり理解はできないにしても)面白く読めるって本当に贅沢! 読了日:07月17日 著者:ロバート・L・フォワード - 重力の使命 (ハヤカワ文庫 SF (602))
楽しかったけど「竜の卵」「スタークエイク」より先に読んだ方がもっとよかったと思う。 読了日:07月17日 著者:ハル・クレメント - イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)
途中まで裁判劇、急展開してミステリ、最後はSF。ちゃんとSF的オチは用意されているので、安心して読むといいと思います。 読了日:07月18日 著者:ロバート・J. ソウヤー - スタープレックス (ハヤカワ文庫SF)
盛り込まれている要素の質・量はもろにガリガリ系ハードSFなのに、軽くわかりやすく面白く読めるってほんとにすごい。渦状銀河の生成とか宇宙の2つの年齢とか未発見のクォークとか暗黒物質とかに、解をずばずばとつきつけていくのが爽快。所謂人間ドラマはさらりと描くにとどめてくれるあたりも良く、だるいところもなく最後まで一気に読めます。作者の抑制のきいたユーモア感覚が全体のトーンを明るく穏やかなものにしていると感じました。あと複合生物のイブ族かわいいです。イルカすごくいいやつです。 読了日:07月19日 著者:ロバート・J. ソウヤー - 砲艦銀鼠号 (集英社文庫 し 11-32)
[購入本] フツーにクールないつもの灰汁と可児のところに、ちょっと騒々しくて見え見えで海の男な鼻裂が加わって、そしてまたあの世界を巡る。大丈夫、今回もどこにも着かない。まだまだ続くのだ。宮田珠己の解説が良い。 読了日:07月20日 著者:椎名 誠 - 第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
今後私は宇宙基地やロケットの出てくるSFを読むと、こんなパイオニアたちの奮闘と人知れぬドラマがあっての宇宙開発であることを脳裏にちらと思い浮かべるだろう。もうすぐ叶いそうな夢を見せてもらった! 読了日:07月20日 著者:小川 一水 - 第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)
土木的なあたりをもっと読みたかった気もするけど面白かった! おとうさんの脳内ビジュアルがなぜかレプカ(未来少年コナン)に固定されて困った。いやいや違うよと振り払ったらムスカになった。 読了日:07月20日 著者:小川 一水 - 道長の冒険―平安妖異伝 (新潮文庫)
[購入本] 神仏が勝手に加護しまくってくれてとんとんと冒険双六をあがっちゃう道長。なんか仏教説話の現代語訳みたいだった…。真比呂が動けないだけでこうなっちゃうのか。前作がとても気に入っていたから期待しすぎちゃったかなぁ。 読了日:07月21日 著者:平岩 弓枝 - 輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫SF)
舞台がSFな海外ミステリっぽい読み心地ではあったけれども、幾人かが予想を裏切る過酷な結末を迎え、この輝ける世界もまた天より墜ちることになるのではと思わせる幕切れとなった。甘いけど甘くない。 読了日:07月23日 著者:ジュニア,ジェイムズ ティプトリー - 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) (ハヤカワ文庫SF)
台風のような主人公にぶんまわされ、えいやっと投げ出される爽快感。あのネタもこのアイデアも50年前にもう描かれてたんや、と舌を巻くやらニヤニヤするやら。訳文にたまにあるイカした破綻は原文に基づいているのかしら。新装版の表紙がかっこよすぎて旧版の表紙を完全に忘れた。 読了日:07月25日 著者:アルフレッド・ベスター - 棄ててきた女 アンソロジー/イギリス篇 [異色作家短篇集] (異色作家短篇集 19 アンソロジー イギリス篇)
オチがどーのアイデアがどーのという前にまずはどれも雰囲気がいい。これが…イギリス…! 読了日:07月26日 著者:アントニイ・バージェス・他,ジョン・ウインダム,ジェラルド・カーシュ - 雨の檻 (ハヤカワ文庫JA)
さらりと軽くて素直に読める。すごくすごく悩んだ箇所があったんだけど結局誤植なんだろうか…。新装改題の「そばかすのフィギュア」のほうでいつか確認したい。 読了日:07月26日 著者:菅 浩江 - 猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)
本格SFっぷりと所謂ライトノベルっぽさの不思議なバランス。それぞれの人物の重い人生と哲学が読み取れるが、明るいキャラクターやとぼけたおかしみのある描写に助けられる。 読了日:07月26日 著者:秋山 瑞人 - 猫の地球儀〈その2〉幽の章 (電撃文庫)
ファンシーな鞘の中にものすっげえ硬くて重くて迅くて斬れる刀が納まってた。きっと楽が壊れた映写機を見つけて、クリスが直して、螺旋階段でゲリラ上映して、そのフィルムは宇宙もののSFで…みたいな夢想をしていたんだようわぁぁぁぁん 読了日:07月27日 著者:秋山 瑞人 - ぬかるんでから (文春文庫)
佐藤哲也初読。不条理な世界に逃げ場のない緊密な文章で囲い込まれるおそろしさを味わった。予想以上に文学的だった。「夏の軍隊」がお気に入り。 読了日:07月28日 著者:佐藤 哲也 - 宝石泥棒 (ハルキ文庫)
山田正紀初読。世界観がおもしろかった。所謂息をもつかせぬ展開でぐいぐい読ませてくれる。 読了日:07月29日 著者:山田 正紀 - 逆転世界 (創元SF文庫)
逆転ってそういう逆転か! じりじりと進む都市と同様の歩みで、主人公とともに世界の成り立ちを知ってゆく。ようやくおぼろげに理解できたその驚くべき世界が、最後の最後で(謎も残しつつ)意味を失う衝撃といったら。 読了日:07月31日 著者:クリストファー プリースト - 青猫屋
歌とは何なのか、歌試合の行方は、化け物たちは何者なのか…とかよりも、この奇妙な世界に生きる奇天烈な人々の暮らしぶり、作者の言葉の選び方が面白かった。特に頓痴気ちゃんと、インテリジェントを感じさせるクールビューティー“太った女子中学生”ちゃんが気に入っている。 読了日:07月31日 著者:城戸 光子
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「陰陽座ならこの曲を聴け!」を書けとゆわれた
俺版「陰陽座ならこの曲を聴け!」作るかな。需要なさそうw
というわけで。
陰陽座とは、私をメタルに目覚めさせた妖怪メタルバンド【何】。クサメロとメロスピと美声好きの私が iTunes で星5つつけてる(11曲から涙を呑んで1曲省いた)のを順不同でどぞー。
- 陰陽師(「鬼哭転生」収録)
- ジュンたそに聴かせてもらって気に入って買ったら同居することになり合わせて2枚になったアルバム。そしてカラオケにて夫婦でデュエットした曲
- 氷の楔(「鬼哭転生」収録)
- 雪女のバラードの哀切っぷりと黒猫(女声)の歌唱力・表現力にやられた。カラオケ持ち曲
- 靂(「臥龍點睛」収録)
- 瞬火(男声)の声のたっぷりした伸びが気持ちいい。この人の歌声は余裕綽々に発声している感じがしてリラックスできる
- 甲賀忍法帖(「臥龍點睛」収録)
- アニメ「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」オープニング曲。黒猫がヒロインの朧をイメージしていつもより娘っぽい声で歌っててすごい
- 蛟龍の巫女(「臥龍點睛」収録)
- 歌詞も曲もかっちょよさ No.1。歌詞は、出でよ蛟龍(みづち)! この地球を食らい尽くして顧みぬ我らを焼き払え! という感じの苛烈なエコロジーがテーマです(だいぶ違う
- 組曲「義経」〜悪忌判官(「組曲義経〜悪忌判官」収録)
- 組曲「義経」は全曲好き。特に悪忌判官はサビがキャッチーで、カメリアダイヤモンドの深夜 CM(今あるのかしらんが)でヘビロテしてほしい1曲
- 睡
- 無意識に歌ってしまうので「あぁーかいなの蛆ー」とかいう歌詞が危険
- 醒
- 私の大好物“悲しくなるほど明るい”系
- 黒衣の天女(「魔王戴天」収録)
- イントロが妙に好き
- 鎮魂の歌(「魑魅魍魎」収録)
- ケルト風にも日本の民謡風にも聞こえて不思議
そしてジュンたその記事はこちら→Web Café Blog: 陰陽座ならこの曲を聴け! -俺版陰陽座10選
6月に読んだ本
子供が幼稚園に上がったので自由時間ができ、図書館を利用してこれまでの読書への飢えを満たしているところ。図書館にウェブ予約システムがあるのだが、既読管理などができないので読書メーターを利用し始めた。週毎や月毎のまとめを取得できることを知ったので、とりあえず6月分を一気に載せてみる。未読の古典SFを中心に読んでいる。
6月の読書メーター
読んだ本の数:28冊 読んだページ数:8883ページ
- 無常の月 (ハヤカワ文庫 SF 327)
読み終わった日にこんな記事を目にしたりしてhttp://www.technobahn.com/news/200904032103
読了日:06月30日 著者:ラリイ・ニーヴン - さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)
[他作品も読む] ストーリーが山盛りのアイデアをひとつ残らず拾い上げて収束してゆき、あれもこれも伏線だったのかと腑に落ち続ける後半が実に爽快。
読了日:06月28日 著者:ロバート・J. ソウヤー - 結晶世界 (創元SF文庫)
何故? と思ってはいけない作品だろうと思いつつ思ってしまうのがストレス。
読了日:06月27日 著者:J・G・バラード,中村 保男 - 一角獣・多角獣 (異色作家短篇集)
読了日:06月27日 著者:シオドア スタージョン - リプレイ (新潮文庫)
ちょっと展開遅いなーと思いつつ読み、後半の展開に驚きラストに心を打たれた。テンポの良い映画になったら素敵かしら! もし私がリプレイしたら本を読んで読んで読みまくると思った。作品には向かない人生だ…。
読了日:06月26日 著者:ケン・グリムウッド - 渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)
終末の静謐な人間ドラマとして読んだ。のっけから会話中の語尾の「ね」連発が気になって苦痛だった。ああああ昔大人の会話を書こうとすると語尾にしょっちゅう「ね」がついて全員同じ口調になっちゃったのを思い出すからやめてー><。
読了日:06月25日 著者:ネヴィル・シュート - スキズマトリックス (ハヤカワ文庫SF)
読んだというか読めてないというか。なんだろうこのわかりにくさ。超クールなのに全然頭に入ってこなくてくやしい。いつかまた読む。
読了日:06月24日 著者:ブルース・スターリング,小川 隆 - 蝉の女王 (ハヤカワ文庫SF)
読了日:06月20日 著者:小川 隆,ブルース・スターリング - 竜を駆る種族 (ハヤカワ文庫SF)
「月の蛾」級に異星文化人類学的なのを読みたくて、ジャック・ヴァンスと見れば片っ端から手に取ってるのですが、これもちょっと違うかなー。
読了日:06月18日 著者:ジャック ヴァンス - 地球の長い午後 (ハヤカワ文庫 SF 224)
ポンポンかわいいいよポンポン。椎名誠の人造人間ものや異態生物ものをまとめて読みたくなる。それにしてもポンポン語や植物の種名に訳者の労はいかばかりであったろうなぁ。
読了日:06月17日 著者:ブライアン W.オールディス - 中継ステーション (ハヤカワ文庫 SF 265)
読了日:06月17日 著者:クリフォード D.シマック - 夜の翼 (ハヤカワ文庫 SF 250)
読了日:06月17日 著者:ロバート・シルヴァーバーグ - バゴンボの嗅ぎタバコ入れ (ハヤカワ文庫 SF ウ 4-18)
読了日:06月14日 著者:カート・ヴォネガット - タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262)
読了日:06月14日 著者:カート・ヴォネガット・ジュニア - シルバーチャイルド〈1〉ミロと6人の守り手
読むべきだった時期は高学年ぐらいかなぁ。グロテスクな想像力に驚嘆したかった。
読了日:06月14日 著者:クリフ マクニッシュ - シルバーチャイルド〈3〉目覚めよ!小さき戦士たち
読了日:06月13日 著者:クリフ マクニッシュ - シルバーチャイルド〈2〉怪物ロアの襲来
読了日:06月13日 著者:クリフ マクニッシュ - 肉食屋敷
「妻への三通の告白」「獣の記憶」にしてやられた。殊能将之「ハサミ男」以上のほとんど完全なしてやられ方をしたのは、ホラー短編集だなという思い込みのせいもある。「玩具修理者」で叙述系どんでん返しの人でもあることは気づいていたのに。「肉食屋敷」というタイトルだとミステリファンが手に取る率は少ないかもしれないなぁ…なんかもったいないなぁぁ…
読了日:06月13日 著者:小林 泰三 - 人獣細工 (角川ホラー文庫)
読了日:06月13日 著者:小林 泰三 - 玩具修理者
読了日:06月12日 著者:小林 泰三 - ひとりで、できた!―子どもは手を使いながら一人立ちする
モンテッソーリのお得でおいしいとこだけかじってみようという読み方にいいかなぁ。手作り玩具の作り方、遊ばせるときの心構えなどを参考にするつもり。
読了日:06月10日 著者:池田 政純,池田 則子,相良 敦子 - クマムシ?!―小さな怪物 (岩波 科学ライブラリー)
読了日:06月10日 著者:鈴木 忠 - ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)
食事中に読めねーと思いながらやっぱり食事中も読んだ。「ガ達」の世界の話ももっと読みたい。トラブル星々の荒野からウルトラ冴えたやりかただった。
読了日:06月09日 著者:小林 泰三 - 火村英生に捧げる犯罪
表題を見てもしもジャバウォッキー再臨だと嬉しいなぁと思ったんですけど、愛らしい名前負け(誉めています)の佳品でありました。バラエティに富んでるけどトリックの難易度は低め、気軽に読める小品集として楽しみました。
読了日:06月09日 著者:有栖川 有栖 - ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)
読了日:06月06日 著者:リチャード P. ファインマン - ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
読了日:06月06日 著者:リチャード P. ファインマン - 海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)
読了日:06月04日 著者:シュペルヴィエル - 猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)
読了日:06月03日 著者:ロダーリ
5月に読んだ本
今月から図書館を利用しております。札幌市じゅうの図書館の本を自由に読めて幸せなのでみんなもっと活用するといいと思った。
5月の読了、39冊。
- 神を見た犬 (光文社古典新訳文庫) ブッツァーティ / 表題作の結末に口を開けた。全体的に思わぬところに連れ去られる系。もともとは『シチリアを征服したクマ王国の物語』を読みたかったんだけどこっちを先に読んだ。
- 天使の蝶 プリーモ レーヴィ
- 天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺 菅野 雪虫
- 天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星 菅野 雪虫
- 天山の巫女ソニン 2 海の孔雀 菅野 雪虫
- 天山の巫女ソニン 1 金の燕 菅野 雪虫
- 夢でない夢 天沢 退二郎 / 初期短編集からもう泥と水と闇のにおいが漂っている。詩のように読む掌編集。
- 新世界より 上 貴志 祐介 / 「黒い家」「ISOLA」を読んでいたが全く違う質を感じた。奇妙な異世界の在りようが子供の視点を通してじわじわと分かってくるのがまどろっこしいけれど、世界観こそが大きな魅力。
- 新世界より 下 貴志 祐介
- 犬のバルボッシュ―パスカレ少年の物語 アンリ・ボスコ
- 少年と川・島の狐―パスカレ少年の物語 アンリ・ボスコ
- バルガボ パスカレ―パスカレ少年の物語 アンリ・ボスコ
- 先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 小林 朋道
- 先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 小林 朋道
- 乱鴉の島 有栖川 有栖 / 火村先生にあばきたてちゃった感を抱いたのは初めてだ。
- 水族譚―動物童話集 天沢 退二郎 / 水と泥のにおいがひときわ濃い、そしてやはり詩のような掌編集。
- 黄金の王白銀の王 沢村 凜
視覚的描写が少なかったとは思わないのだけど、なぜか画が浮かんで来ず。にも関わらずぐいぐいと読まされた。ストーリーも人物造形も骨太きわまりない。
- 青猫家族輾転録 伊井 直行 / 伊井直行じゃないみたいにフツーでびっくりした。こんなのもありなんだなぁ。
- ジャンナ 伊井 直行 / 当然のように猫になっちゃって、しかし当然のようにフツーに生きていくのかと思ったら、ならなかったのでびっくりした。
- グラスホッパー 伊坂 幸太郎
- 伊坂 幸太郎 / 終末だろうと淡々と伊坂イズム。
- 人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫) P.D. ジェイムズ
- 子供たちの午後 R.A. ラファティ / 読んだけどいつか買う。買いたい…。
- 地球礁 R.A. ラファティ
- フィッシュストーリー 伊坂 幸太郎 / 読んだけどいつか買う。
- チルドレン 伊坂 幸太郎
- 魔王 伊坂 幸太郎
- 願い星、叶い星 (奇想コレクション) アルフレッド・ベスター
- [ウィジェット]と[ワジェット]と[ボフ](奇想コレクション) シオドア スタージョン
- 最後のウィネベーゴ (奇想コレクション) コニー・ウィリスン
- ページをめくれば (奇想コレクション) ゼナ・ヘンダースン
- 蒸気駆動の少年 (奇想コレクション) ジョン・スラデック
- フェッセンデンの宇宙 (奇想コレクション) エドモンド・ハミルトン
- 夜更けのエントロピー (奇想コレクション) ダン・シモンズ
- 輝く断片 (奇想コレクション) シオドア・スタージョン
- どんがらがん (奇想コレクション) アヴラム・デイヴィッドスン
- 犬の人生 (村上春樹翻訳ライブラリ) マーク ストランド
- 不思議のひと触れ (奇想コレクション) シオドア・スタージョン
- ふたりジャネット (奇想コレクション) テリー・ビッスン
ちょっと忙し気味
3歳児の昼寝の間ぐらいしか PC を起動しない状況になってきて、twitter にもたまに携帯からポストする程度になっとります。近況は http://twitter.com/inugamix か、なんとかがんばって書きたい所存の id:koinugamix のほうで。
それとは全く無関係に、生活ほっとモーニング2月10日放送 スロトレで脂肪を燃やせ!を見てスロートレーニングを始めたら、何をしても減らなかった体重が1週間で1.5kgも減って夢のようであります*1。
*1:同時にカロリー制限と低 GI 食品から食べることもやってるけど、それらだけでは微減もせなんだ…